このプログラムでは、新鮮な魚を実際に手に取り、下処理から三枚おろしまでを学ぶ魚さばき体験を行います。普段の生活ではなかなか触れる機会のない“命ある食材”と向き合い、食への理解や感謝の気持ちを深めることが目的です。
まず、インストラクターによる実演で包丁の持ち方や魚の扱い方、安全な作業手順を確認します。その後、参加者一人ひとりが自分の魚に向き合い、ウロコ取り・内臓処理・三枚おろしに挑戦します。最初は戸惑いながらも、魚の構造を知り、包丁の入れ方を覚えることで、しだいに自信をもって作業ができるようになります。
さばいた魚は、後の調理プログラム(例:釜飯・浜焼き・汁物など)で使用することもでき、自分の手で処理した食材が一品の料理に仕上がる達成感は格別です。
魚さばき体験では、
- 食材への理解と命への感謝
- 包丁や調理器具を安全に扱うスキル
- 観察力と丁寧な作業姿勢
を身につけられる、教育的価値の高い活動です。
自然の中で“食の原点”に触れるこの体験は、参加者にとって心に残る貴重な学びとなるでしょう。

